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ルナティック雑念家 [漫画]

時々、突然何の前触れも無く英語を勉強したくなる発作に襲われて(理由は不明)、手当たり次第に英語関連の書物を読んでみたりするのですが、長続きしたためしがありません。
英語を勉強している自分に早々に酔ってしまって、『勉強している態』 で自己満足し、そのうち急速にモチベーションが低下していつの間にか勉強を放棄、そんな自分に自己嫌悪・・・。
文法とか単語をチマチマ覚えるのが急速に、それこそタイソン・ゲイも真っ青な、恐るべき速さで嫌になってしまうのです。終いには、ベンキョーを投げ出したくなるのは読んでいる英語本が面白くないからだ・・・と結論づけてしまう有様・・・。持久力の無さにも程があります。

しかし、今回手にした英語本(木戸充という人の書いた、『英語の言い分』 という本)は想像以上に面白くて、猛スピードで最後まで一気に読んでしまいました。
私達には思いもしないような意味が英語表現に含まれているんだよ・・・というコンセプトの下に書かれているこの英語本・・・
例えば、doormat は 『無神経な人』。doormat のようにいつも人に踏みつけられていることから、『何でも他の人の言いなりになるような無神経な人』 という意味があるそうです。
それから、かの有名なMickey Mouseは 『くだらない』。子供っぽい、ありふれた、安っぽい、くだらないという意味で使うそうです。
一説にMickey Mouseの登場するディズニー映画が子供っぽいものであったため、もう一説によれば、Mickey Mouseの絵が描かれた時計が売り出されたが、それが粗悪品であったためとか。『Anybody can pass such a Mickey Mouse exam. 』 とかいう使い方をするそうで、ディズニーが聞いたら烈火のごとく怒り出しそうです。

あと、月・・・moonに関する英語表現で moonshine は 『密造酒』。
昔の米国でウィスキーに重税がかけられていたことがあり、その頃の農民達は見つからないようにmoonshine(月の輝き→月明かり)の下でひそかに酒を作った・・・という逸話から来ているそうです。現実的でない、馬鹿げているという意味で moonshine を使うこともあるとか。
また、once in a blue moon という慣用句があり、これは青い月に一度・・・『ごく稀にしかない』 という意味だそうです。火山の噴火後などに起こる極めて稀な現象の、大気中の塵の影響で月が実際に青く見えることから、このように言われるようになったらしいです。
こうしてみると、月・・・moon には何かこう、チョイヤバというか、密やかなような、妖しげなような、何とも言えない不思議な意味があるようです。恋をして正気じゃなくなっているという意味で moonstruck(月に打たれた)とも言うそうですし。

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さらに、lunatic というのは 『狂人』 という意味らしいですが、これは Luna というローマ神話に出てくる月の女神から派生した語だそうです。他には lunar(月の)があります。
lunatic は、月の満ち欠けが人の精神に影響を与えて狂わせると信じられていたことからこういうヤバイ意味になったようです。
なるほど・・・天才漫画家、岡田あーみんの傑作 『ルナティック雑技団』 はそういう意味だったのか・・・。
たしか小学生か中学生頃に読んでいて、『ルナティック』 という言葉の響きが何となく美しいというか、お上品な感じがしたので、登場人物で特異なカリスマ性の持ち主である孤高の貴公子、天湖森夜の気高いイメージを表してるのかな~と単純に思っていたのですが、全く違っていました。森夜を溺愛する母、ゆり子の狂気じみた行動の数々を思えば納得です。
余談ですが、岡田あーみんの作品はかなりアブナイというか、強烈なブラック要素が満載でしたが、どれも天才的なギャグが炸裂していて面白さが半端じゃありません。
『お父さんは心配性』、『こいつら100%伝説』、そして 『ルナティック雑技団』・・・。
全てが素晴らしい作品です。はまると病みつきになるのは間違いないです。

それにしても岡田あーみんは今頃どうしてるんだろう・・・消息求む。
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